tuwaのブログ

徒然なるままに

トヨタ交通安全センター モビリタ 

こんにちは。

8月24日は静岡県御殿場にある富士スピードウェイトヨタ交通安全センターモビリタに行ってきました。

https://www.toyota.co.jp/mobilitas/index.html

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↑(モビリタのHPより)

 

ここは運転に関するいろいろなプログラムがあるのですが、

その中の「総合トレーニング」を受けてきました。

プログラムとしては下の写真の内容です。

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使用した車はトヨタマークX 250S。

オリンエンテーションから始まり、

カラーコーンを車の周りに置いた状態でそれが車内からだとどのように見えるのか、死角の確認をしました。

社外からだと車の周りにたくさんのコーンがあったのに車内からだとほとんど見えなくなってしまったことに驚きました。

想定として歩き始める子供の身長がちょうどカラーコーンと同じくらいの高さで、

全く子供の姿が見えないということを体感してもらうものだと。

 

慣熟走行では車になれることと、コーンでつくったゲートの認識をして通過する、ゲート・周りの状況を認知する認知力向上として広く遠くを見ることを意識して運転することが大切だと思いました。

30度のバンクに停止しての正しい運転姿勢の確認の際、運転席側が坂側でドアを開けるとき普段感じたことのないくらい車のドアが重かったです。

反対に助手席側が明けるためのレバーを引くと勝手にドアが勢いよく開いて、

閉めるのが大変でした。

また、30度の傾きの時、シートベルトはロックされていて、車が自動で傾きを感じたときにシートベルトをロックされるのだと初めて知りました。

 

昼食後、高速フルブレーキングと低ミュー路ブレーキング・飲酒運転疑似体験を行いました。

高速フルブレーキングでは一人5本行い、時速60㎞、80㎞、90㎞、100㎞、100㎞と段階的に。

ブレーキ時の路面状況は水浸しの状態でブレーキ開始地点からカラーコーンまで38mで

それぞれの距離でどれくらいで止まることができるか、ABS効果の体験でした。

1、2、3本目は十分止まることができました。

それでも60㎞から20㎞、80㎞から10㎞早くなっただけでこんなにも距離が伸びるのだと驚きました。

時速100㎞では、アクセルからのブレーキ移行が遅かったこともあり、回避行動をしてカラーコーンから車1台半、から2台分通り過ぎて停止しました。

 

教習所でも時速40㎞からの停車までしか体験したことがないのに、時速100㎞からのフルブレーキを安全に体験できたのはこれだけでもすごい貴重な体験でした。

 

低ミュー路ブレーキング・飲酒運転疑似体験では雪道を想定した直線の低ミュー路でのABSがない状態・ある状態、ワインディング低ミュー路での旋回にアクセルを踏んだ時にVSCがない状態・ある状態をそれぞれ体験し、飲酒運転疑似体験では酩酊状態に近い視界になるゴーグルをつけてスラロームを走るというものでした。

 

たしか40㎞で、雪道のブレーキング(雪道想定)を行い、ABSがない状態ではまったくハンドル切っても関係なく障害物に当たってしまいました。

ABSがあって何とか障害物の回避ができた状態でした。

それでも限界があることを3本走ってそれぞれ体感することができました。

 

ワインディング低ミュー路ではVSCがない状態ではアクセル踏んだ瞬間にあっという間にスピンをしてほぼ360度回転してしまいました。VSCが効いた状態でもある程度を超えると制御できなくスピンしなくてもあらぬ方向に滑って行ってしまいました。

ワインディング低ミュー路の近い想定で雨降っているときの車線変更があるとのことです。高速道路で追い越しをしようと車線変更しながらアクセルを踏み込んだ際にスピンしてしまうということです。

 

飲酒運転疑似体験ではゴーグルをかけただけでもうすでに視界が悪く、左右で向いているときのスラロームのカラーコーンまでの距離感が全く違い、かなりゆっくり走ってもカラーコーンに接触をしないまでも通常時よりかなり近いところを通過していたようでした。

ゴーグルをつけた感覚としてめまいを起こしているときの更に強い状態というかんかくでした。

めまいは多少収まるときがあるけど、疑似酩酊状態ではずっとなので飲酒した状態での運転は非常に無理があるものだと感じました。

インストラクターの方が、「通常時に飲酒状態での運転は危険ということがわかっていても酔うと正常な判断ができなくなってしまうので、飲みに行くときには代行という手段もあるけれど、判断を誤って運転をしてしまう可能性が発生する状況を作らないことが一番。」とおっしゃってました。

 

一日のまとめの総合走行として低ミュー路走行、ワインディング低ミュー路走行、

慣熟走行のコースを2周、安全装置が発生しない状態でしっかり走り、

3周目はトランクの上にカラーコーンを置いて落とさないように走るということを行いました。

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今日一日振り返るとルームミラーで後ろを確認するということをあまりした記憶がなかったのですが、トランク上にあるコーンが落ちてないかを確認するために最後の1周は結構な回数ルームミラーを見ました。

なんとか、落とさずに1周することができました!(笑)

後ろに気にする要因があるだけで、こんなにも運転に差が出るんだなぁと驚きがありました。

 

今日一日講習や実際に走って体験したことは普段滅多に体験できない、

もしかしたらここだけで体験できるんじゃないかと思うくらいの内容でした。

今年の冬、もしかしたら雪道行くことを想定していたので安全に雪道走行の危険体験ができたことは、すごい貴重でした。

 

通常の料金は1万3千円ちょっとするのでもしかしたら及び腰になるかもしれませんが、

誕生日月割引や色々な割引を使えるのでぜひたくさんの人に一度は体験してもらいたい講習だと思います。

 

とても楽しかったです!